5.目標について考える

日常

こんにちは、てつじんです。
今日は自分にとっての目標と、目標設定について書こうかなって思います。

目標って?

皆さんにとって「目標」とは何でしょうか。
一般的には何かをやるためのゴールのようなものでしょうか、
自分の出したいタイムや、自己ベストの更新。目指すレースで優勝すること。
僕たちは、競技に取り組んだり、何かをやることになった時に、漠然としていても、そういったゴールを設定するようになると思います。

僕はその「目標」に、ちょっと違う視点を持って考えることが大事だと思います。

達成したら、どうなる?

ではその先を想像してみましょう。
もしその目標を達成したら、どうなる?ということです。
大会で優勝するという目標を達成したら、達成感を得られて、とっても嬉しい。
自己ベストを更新したら、これまでの努力が報われた気持ちになって、もう最高。

そうですね、このようにして僕たちは優勝しないとわからない、自己ベストを更新しないとわからない、何者にも変え難い「幸せ」を感じます。

突き詰めるところ、僕たちは「幸せ」である感覚を得るために何かを頑張るんですね。

達成できなかったら、、?

じゃあ、、もし、目標を達成できなかったらどうでしょう?
これだけやったのに、報われなかった、、。何のために頑張ったんだろう。
1位を取れなかった、勝ちきれなかった自分は本当に弱すぎる。
まあ、幸せを感じる人はいないですよね。

ここで伝えたいことです、

目標を第一に考えることは、「成功して幸福を得る」か
「失敗して自分に失望する」かの二者択一の状況を生み出してしまう

ということ。
ここで僕は、目標よりも大事にするべき考え方があるんじゃないか?という提案をします。

目標設定よりも大事にするべきは、“仕組み”を考えること

目標を第一に考えてしまうと、幸せになるか、失敗して失望するかの二択しか生まれない。

自己ベストを更新するために、がむしゃらに走りまくることだけをしていたらどうなるでしょうか。
記録会で1500mを4分で走りたいなら、400mを64秒で走るインターバル走をやり続ければいいのか?

大事なのは、結果を残すことができる“仕組み”は何かを考えることです。
つまり、

何をすることで、自分を継続的に強化していけるか。その仕組みを作ることを第一に考える。

ということです。

継続して練習をしていくために、まずしっかり練習に向かっていくための環境を整えることも大事です。
試合にピークを持っていくための練習のスケジュールを立てることなんて必須です。

強くなる仕組み、いわゆるサイクルのようなものを作ることを大事にしましょう。
冒頭に、僕たちは幸せを求めて頑張るんだ、とお話ししましたが、

目標を第一に考える人はその幸せを先延ばしにしています。なぜなら大会で優勝することで初めて目標が達成されたと感じるから。

仕組みを作ることを第一に考える人は、毎日が幸せです。なぜなら日々継続的に強くなっていく仕組みを作ることを目標にしていて、その作業が楽しいから。

目標を作ることはゴールを作ることです。
仕組みづくりにゴールはありません。

目標達成に囚われている人は、仕組みについて考えてみましょう。

大事なのは「ゲームで勝つこと」ではありません。
楽しくて仕方ない、走るという「ゲームをし続けること」です。


佐々木 哲(てつじん)

陸上競技経験8年のてつじんが、他のアスリートはあんまり明かすことのない、走ることと向き合う中で見つけた知識やTipsを発信しているブログです。

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