(3/12)“ポイント練習”とレベルの違い

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僕らの夏はすぐそこに

こんにちは、てつじんです。

今日のメニューは、ポイント練習でした。
時期的にもそろそろトラックシーズンが始まってくるところで、最近は練習でスパイクを履いたり、ちょっとスピードも上げたりして、本格的なトラックレースの準備の期間が始まってきたなという感じがします。

いよいよ夏がくるな、、という実感もじわじわ。
めちゃめちゃ眩しい日差し。
陸上部にしかわからない、競技場のタータンのあの匂い。
スパイクで走る地面の、カリカリした音。

毎年見る景色は変わらないけど、感じることは毎回違うものです。
面白いですね。

とは言ってもまだシーズンは始まってません。またここでも、焦らないことが肝心です。
この時期に頑張りすぎて4月にピークを持ってきても仕方がないですし、3月、4月の初旬は慣らしていく期間として捉えるくらいでいる方が、継続して練習をしていく上では大切だと思います。


普段から仲良くさせていただいている荻久保寛也さん(ひらまつ病院)が最近おっしゃっていたことで印象的だったことがあって、

「環境が大きく変わったこの時期は、ジョグを頑張っても仕方なくて、ポイント練習をしっかりこなすことを大事にした方がいい。
結局強くなるために一番大事なのはポイント練習をちゃんとやることだから」と。

ジョグの距離を1kmでも多く増やす努力よりも、ポイント練習をしっかりできる体を作ったり、自分の状態を整えていく努力をしていく方が、目的がはっきりしていてやりやすいなって思います。

レベルの違い=やるべきことの違い

最近思うちょっと難しいこと。

学校内の駅伝メンバーに入ろうと頑張っている選手と、
全国のトップを目指してやっている選手。

学校内の駅伝メンバーを目指す選手は、
「自分より速い子より1kmでも距離を多く走ろう!」っていう目標を持ってやっていくことで、強さに直結するでしょう。周りの選手より走れるようになって、駅伝メンバーが1つずつ近づいてくる。
速い子よりジョグのスピードを上げてやってみることもいいでしょう。

じゃあ、全国1位を目指す力のある選手が上のような、単純な目的を持ってやっていくこと“だけ”でトップを取れるでしょうか。

僕が思うに、このような力のある選手が持っている「常識」は、学校内の駅伝メンバー入りを目指す選手とは大きく違うように感じます。

走る距離なんて、やろうと思えばどれだけでも伸ばすことができるし、練習の質も追い求めたら、どんどんスピードを出せてしまいます。

トップ選手がやるべきことは、しっかり自分を理解することです。
次の山場となる練習に向けて、どこまでのラインまで追い込んでやっていくか。やりすぎて慢性的な疲労が溜まってしまわないように、どうコンディションを整えるか。状況に応じてジョグの中身も変えていくことが必要でしょう。

がむしゃらにやっていくことができるのも1つの力だと思いますし、そんな時も大事だと思います。
僕も実際そうして速くなろうとしていた頃がありました。

より強くなるために、冷静になる。
僕の表現がうまくできなくて、漠然とした内容になってしまったのですが、
以上、最近感じたことでした。

ランニングを極める者  【てつじん】

陸上長距離を始めて8年、実績はそこらのランニングインフルエンサーよりも圧倒的に持つ私、ランニングを極める者が、たぶん他のアスリートはあんまり明かすことのない、走ることと向き合う中で見つけた知識やTipsをできる範囲で発信しているブログです。

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